クチクサ人生1
クチクサ人生の幕開けは
中学生くらいですかね。
何か話すと、皆が鼻に手を当てる。
100%の確率で。
もしくは、鼻を抑えたまま2〜3歩後退りされる。
お腹が空けば、臭うこともあるけど
一時的なもの。
前日に、にんにくラーメンを食べたわけでもない。
他のクラスに友人は沢山いたが
皆、同じ反応だった。
そんな中学生活を送っていた。
ある時、同じクラスの人から
チェキをもらった。
放課後、一緒に帰ったり
よく遊んだりもしていた子だった。
その、チェキがキッカケで
あ、クチクサなんだなーと気づいた。